新潟への移住前に知っておきたい!新潟の交通事情

コラム・お役立ち情報

新潟県は、陸路はもちろん、航路・空路が全国に伸びる交通網が発達した地域です。首都高や各都市へのアクセスが良好で、都心と県で二地域居住される方も少なくありません。今回はそんな新潟の気になる交通事情について解説します。

新潟は東京から以外と近い?県外からのアクセスは?

新潟のアクセスで抑えておきたいのはやはり新幹線の存在です。場所にもよりますが、実は新幹線を使うことでぐっと距離が縮まることをご存じでしょうか?

たとえば、中心地となる新潟市までは新幹線で約2時間10分。上越市までもほぼ同様の約2時間15分という立地になっています。なお、車を使用すると約3時間30分~40分かかるので、1時間半程度の時間短縮ができてしまいます。

さらに、中部に位置し、県下第二位の人口数を誇る長岡市の場合は新幹線で約1時間40分。2時間かからない距離となっているため、他県と比較してもかなりの好アクセスと言えるでしょう。

陸路だけじゃない!空と海の交通も

新幹線を利用したアクセスの良さだけでなく、実は空と海の道の発達も新潟の魅力と言えます。

まずは空港について。新潟空港は国内の主要都市と定期航路でつながれており、成田空港はもちろん名古屋や大阪、福岡にもアクセス可能。また、札幌や沖縄にも一本です。

国際線も充実しています。中国大陸方面ですと上海やソウル、ウラジオストク、ハルビン、ハバロフスクにつながっているため、アジア圏でワールドワイドに活躍するビジネスマンにもおすすめ。その他、グアムにも一本で行けるので、家族旅行の際にも便利です。

ちなみに、近くにある佐渡島や栗島にも高速船やフェリーで足を運べます。栗島の村上市には約55分で移動可能なため、気軽な旅行が楽しめますね。

新潟はバスや道路も充実!

広大な土地を持つ県であるがゆえに、アクセスを考慮して県内には高速バス網が発達しています。地方ごとに各バス会社が分かれているので、東京のような把握しにくさはありません。また、高速バスについては共通のバスカードが用意されているので、便利に利用できるのもポイントです。

また、道路事情として広く知られているのは故・田中角栄が自分の地元に向けて引いたと言われる「角栄道路」。ただしこれは、同氏のふるさとに存在するもののみを指します。とは言え、新潟県内には数多くの道路が張り巡らされており、領土の大半を車で移動できる便利さがあります。

ちなみに、縦並びの信号機がある一時期から増え始め、地元の新聞でも話題となりました。これは、積雪を考慮した造りと言われており、雪国ならではの対策と言えます。

冬の道路が心配?除雪体制も整っている

新潟と言えば“雪”。そのため、積雪の少ない地域に住んでいる方が心配になるのは冬の運転ではないでしょうか? イメージ通り、確かに道路への積雪は無視できません。しかし、それをよく分かっている新潟県では、大規模な除雪体制を整えています。

新潟県は毎年、スムーズな道路交通の確保のために「道路除雪計画」を立案し、ホームページ等で告知を行っています。この資料によると、平成28年では除雪ドーザ・トラックなどの車道用除雪機械や薬剤散布車、歩道用除雪機械の合計数が県所有のもので635台。委託・市町村委託のものも含めると1,145台にもなります。

こうした取り組みもあり、通勤や通学中に大きな問題が発生することはほぼありません。冬道でも安心して暮らせるのが、大きな魅力です。

「車がないと不便」と思われがちな新潟県ですが、その分さまざまな交通網が発達していることがお分かりいただけたでしょうか。これから引っ越しをお考えの方は、こうした背景も含め、選択材料としていただければと思います。

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