悩んだ末の選択!年代別に見る新潟の持ち家事情

おうち事情

「いつかはマイホームが欲しい!」こうした夢をお持ちの皆さんに向けて、今回は新潟の持ち家事情をご紹介。新潟県にお住まいの20代~50代の100名に「あなたは借家と持ち家、検討した上でどちらにお住まいですか?」というアンケートを実施しました。年代ごとの傾向と、それぞれ寄せられたコメントを掲載しております。「家を買うのはいつがいい?」とお悩みの方は、ぜひご覧ください。

◆20代の声

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●借家・・・72%

・今は一人暮らしで借家ですが、近いうちに結婚をして子どもも生まれるので、一軒家かマンションの購入を検討しています。(新潟県・20歳・男性)
・アパートです。いまは家を建てるほどの経済的余裕がないことがわかりました。(新潟県・28歳・女性)
・田舎で空き家を借りて住んでいます。家賃は割安でありがたいです。(新潟県・20歳・男性)

●持ち家・・・28%

・祖父母の遺産の分配で、幸運にもそれなりのお金を受け取ることができたので、そのお金で自分の家を買いました。(新潟県・26歳・男性)
・子供が出来た機会に、賃料を払い続けるよりもローンの返済に当てようと決めて新築しました。(新潟県・21歳・女性)
・借家だといろいろと制約があって自由にカスタマイズ出来ないので、多少クオリティが落ちたとしても持ち家が気楽でいいです。(新潟県・25歳・男性)

20代で多かったのは借家。72%の方が、アパートや賃貸マンションにお住まいのようです。理由は経済的なものが多く、とは言え将来的には購入を目指しているというコメントが見られました。また、20代ですでに持ち家にお住まいの方は、安い物件が運良く手に入ったり、長い目で考えたコストなどを考えたりしたことを理由に挙げていらっしゃいます。

◆30代の声

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●持ち家・・・60%

・田舎にすむ魅力は持ち家だと思うので、ローンの金額と家賃と比較しても持ち家が魅力的だと思いました。(新潟県・38歳・女性)
・築3年の物件を紹介されて、条件的にも適していたので買い求めました。(新潟県・31歳・女性)
・子供も大きくなり、そろそろ自分の家を購入しても良いと思ったから(新潟県・36歳・女性)

●借家・・・40%

・転勤なども考慮し、借家に決めました。持ち家はもう少し落ち着いてからになりそうです。(新潟県・38歳・男性)
・将来もっと大きなところに住みたいので、それまでの繋ぎです。(新潟県・35歳・男性)
・子供はまだ小さいので、まずは賃貸にしておきました。(新潟県・35歳・男性)

30代にもなると、20代の時に比べて持ち家×借家の割合が逆転。6割の方が持ち家に住まれているようです。理由としては収入の安定やライフスタイル、将来設計などが固まってきた、といったことが挙がりました。一方、借家を選ばれている方は、仕事上の都合や、家族構成などを理由に、持ち家の購入に踏み込まれていないようです。

◆40代の声

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●持ち家・・・52%

・収入も良くなったし、思い切ってマイホームを購入しても良いかなと思ったから(新潟県・46歳・女性)
・ローンの返済や教育費で大変ですが、我が家、と思えば充実感があります。(新潟県・41歳・女性)
・いろいろ悩みましたが、やはり持ち家は夢でしたし、いずれ大きくなって子ども独り立ちしても、帰ってくる家があったほうがいいと思いました。(新潟県・48歳・女性)

●借家・・・48%

・本当は自分の家を持ちたかったけれど、病気になってしまって、その治療費に貯金をおろしてしまったから(新潟県・46歳・男性)
・実家が九州にあり退職後は、生まれ育った土地に帰りたい気持ちがあるからです。(新潟県・41歳・男性)
・まだまだ転勤する可能性もあるので、定住するのは難しいから(新潟県・41歳・男性)

40代の結果はほぼ半数という結果になりました。30代の結果からすると、そのまま割合が増えていくはずなのですが、借家にお住まいの方のコメントを見ると、事情があって持ち家を諦めた、などの理由もあるようです。一方、持ち家に住まれている方の意見として「子供に遺せるから」といったものが増えてきています。

◆50代の声

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●持ち家・・・68%

・定年を控えて、最近、手頃な大きさの古民家を買いました。第二の人生はリフォームからです。(新潟県・51歳・女性)
・バリアフリーの充実した住まいだったので将来を考えて決断できました。(新潟県・51歳・男性)
・終の棲家としてやっとの思いでマイホームを手に入れました。(新潟県・59歳・男性)

●借家・・・32%

・まだこの先、自分の住みたいと思う所に移転するつもりなので、今は借家住まい。(新潟県・50歳・男性)
・会社の住宅補助がしっかりしているので、借家でも良いところに住めるから(新潟県・56歳・男性)
・借家ではあるが、今住んでいる家が気に入っているし、周辺環境も良いから(新潟県・51歳・女性)

最後は50代の方です。持ち家の欄では、あえて最近購入された方のコメントをピックアップしてみました。これまで借家に住んでいたけど、定年後に自分や家族の将来を考え、マイホームの購入に踏み切ったといった意見が並んでいます。一方、持ち家を選ばれた方の中には、今後引っ越す予定があったり、現状に満足されていたりといった意見が見られました。

全体の傾向として、20代の頃は借家住まい。その後、30代を超えたあたりから皆さん持ち家の購入を検討されている模様です。また、このタイミングで購入をしなかった方も、50代になってからいわゆる“終の棲家”について考え出しているようです。

また、40代くらいからは自分のことよりも、購入した家を家族に遺したいというコメントが増え始めています。家というのは自分や自分の家族が快適に暮らすためのものであると同時に、一家にとっての大切な資産でもあります。“住む”ことから“遺す”ことに考えがシフトするのは、40代以降ならではと言えるでしょう。

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