35%が新潟県で働きたいと考えている?!県外からの移住者の働き方

コラム・お役立ち情報

自然豊かで食べ物もおいしく、ウィンタースポーツも存分に楽しめる新潟県。こうした点に魅力を感じ、県外から移住しようとお考えの方も少なくないでしょう。しかし、住むところを変えるということは仕事も変わる可能性も高くなります。生活をしていくためには、どこかで収入を得ていかなくてはなりません。そこで今回は、男女100名に対し新潟県に移住したらどんな仕事をしたいか? といったアンケートを実施しました。早速結果をチェックしてみましょう。

Q.新潟県に移住するとしたら、仕事はどうしますか?

1位:新潟県で勤め先を探そうと考えている・・・35%
2位:自宅でできる仕事をしている・・・22%
3位:就農を考えている・・・18%
4位:転勤で新潟へ行く・・・12%
5位:新潟県で家業を継ぐ・・・9%
6位:その他・・・4%

1位:新潟県で勤め先を探そうと考えている

「農業はちょっとリスキー」

新潟といえばお米のイメージなので農業もとても魅力的ですが、やはり移住となると大きな土地を購入して農家をするのはとても難しいので、新潟で仕事を探したいです。市内であれば、田舎すぎないので、仕事があるのではと思っています。(大阪府・30歳・女性)
農業で有名な県ではあるが、農業は未経験のため、ハードルが高く、新潟ほどの豪雪地帯であれば、積雪地帯出身でもない私は就農に向かないと思うから。地域を選ばない職種なので、新潟に住みたくなったら、現地の同業他社に転職する。(京都府・28歳・女性)
地元のことを知るためにも、新潟県で勤め先を探したい。農家などとは違い、現金収入が定期的にあることがなによりと考えるため。(埼玉県・36歳・男性)

「今のスキルを生かして職探し」

スキーをやりに新潟県へよくいきます。夏は海も近いので、年中たくさんの自然に触れ合うことができます。現在の仕事がひと段落ついたら、今持っているスキルを生かすか、新たな職種で勤め先を探して移住しようと考えることもあります。(静岡県・48歳・男性)
どこへ行っても仕事には困らない資格をたくさん取得していると自負しているので、知識と経験を活かせば仕事には困らないから。(兵庫県・53歳・男性)
今の仕事で学んだこと経験したことをいかして、Uターン転職したいと思ったから(宮城県・36歳・男性)

皆さん農業に憧れはあるものの、やはり素人が手を出すのは危険とお考えのようです。また、現在持っているスキルや知識を生かして再就職場所を探そうと意欲的な方も。なお、移住の理由としては「スキーを楽しみたい」「食べ物がおいしい」といった声が多く聞かれました。

2位:自宅でできる仕事をしている

自宅で仕事をしているため、雇用の多い大都市に住むことにこだわりはありません。むしろ大都市より地価が安い地方に魅力を感じています。お酒が好きなので美味しい日本酒が豊富なところにも惹かれます。雪との生活にはやや不安がありますが、雪かきなどの負担が少ないと言われるマンション住まいから始めてみれば良いと考えています。(神奈川県・39歳・男性)
インターネットを通して自宅で仕事をしているため、インターネット環境が整っている場所ならばスムーズに移住できます。(栃木県・34歳・男性)
自身でネットショップを運営し、そこの利益が主な収入源なので仕事は移住の障害にならないと思う。(兵庫県・44歳・男性)

第二位は「自宅でできる仕事」でした。お答えいただいた方の中には、すでにフリーランスで活躍されている方が多く、そのままそのお仕事を継続しようという考えのようです。とにかくインターネットさえつながっていればなんとかなる、という意見が多く寄せられました。

3位:就農を考えている

広い規模で多くの収入が得られると考えています。これまでサラリーマン人生ばかりでしたが、自分の視野を広げる意味でも農業に従事することは意義があると思っています。(香川県・38歳・女性)
小さい頃からお米が好きで、大人になり様々な種類のお米を食べるうちに、やはり日本産、特に新潟コシヒカリのおいしさに惹かれ、お米農家で働けないかを考えています。(福岡県・33歳・男性)
早期リタイヤでの移住を検討しているので、大きな利益を得られる仕事というよりは、自分の生活や人生の充実を得られるという意味で農業に従事したい。(栃木県・42歳・女性)

これまでと違う人生を歩んでみたい、という想いから、就農に興味を示す方からの意見が集まりました。のんびりと農家を営みたいというよりは、志を持ち、しっかりとチャレンジしていきたいという気持ちが大きいようです。

まとめ

「のんびり地方でセカンドライフ」「自分らしいライフスタイルを探して」。こうした夢を実現させるために、移住を考える人が近年増加傾向にあります。しかし、ある程度そのビジョンが現実味を帯びてくると、収入について目を向けなくてはならないのが実情です。

「新潟と言ったらお米でしょ?」というイメージが多いため、就農を目指す方が多いかと思いきや、今回のアンケートで1位になったのは企業での就労でした。ある意味では、非常に現実的な意見が集まったと言えるでしょう。新潟県の中心部には大手・中小かかわらずさまざまな会社があります。また、観光事業も盛んですので、経歴や実力次第では再就職はもちろん可能。都心に比べれば家賃や物価も安いので、十分に暮らしていけるでしょう。

また、全体の意見を見ると「就農」以外については、やはり「これまでのキャリアを生かしたい」という想いが皆さん強いようです。いちからリスタートをするのではなく、移住であってもこれまでの生活を延長した形で暮らしたい、ということかもしれません。新潟県への移住を現在検討されている方は、今回のアンケート結果を参考に、現実的な仕事の仕方をもう一度考えてみてくださいね。

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