信濃川と中之口川に挟まれた中州に位置する新潟市南区。面積は8区中3位でありながら、人口はもっとも少ないのが特徴です。農業や果物栽培が盛んであり、すごしやすい気候の区域でもあります。ここでは、そんな新潟市南区の特色や歴史、交通アクセス、気候、人気スポットを取り上げます。
新潟市南区の特色・歴史
白根市・味方村・月潟市が2005年に新潟市へ編入し、2007年4月に政令指定都市となった折りに設置されたのが南区です。江戸時代の名残を残す建物や街並みと農村ののんびりした雰囲気と相まって、のどかな雰囲気を創り出しています。そこに都市としての機能が合わさり、自然の豊かさと利便性が共存する地域となっています。
農業も盛んで、稲作はもちろん果物栽培が特徴。近年では日本一の品質・生産量を誇る洋梨「ル・レクチェ」が人気になっている他、いちごやぶどう、桃なども作られています。なお、農作物以外では、仏壇や鎌といった地場産業、工業団地による製造業も有名です。その他、大凧合戦や角兵衛獅子などの郷土芸能・伝統行事が今なお続いているのも、南区の魅力と言えるでしょう。
新潟市南区の交通アクセス
基本的な移動はバス・自家用車を利用することになります。大きな道路としては国道8号と国道460号が通ります。地区に国道8号は交通量も多く、この周りを中心に都市化がス寸います。その他、複数の県道・市道といった主要地方道も通っています。
バスは1時間に1本程度の割合で出ており、新潟市中心地へと運んでくれます。その他、新津や巻、加茂、燕方面へとバスを使ったアクセスも可能です。また区内ではコミュニティバスの運行もされています。特にレインボーバスと呼ばれる「区バス」は南区民にとって馴染み深い公共交通機関です。
車さえあれば生活は可能ですが、未だに軌道系公共交通機関や高速道路が存在していないのは区民にとって不満の種となっています。今後の交通アクセスの発展に期待です。
積雪はそこまで多くはありません。積雪量は2月~3月にかけて20~30cm程度。一般的に、日本海側へ近づくと雪の量が減り、山の方面に行くと雪が多くなるのですが、南区は平野となっているため、そこまでの量が降らないのです。積雪の多いお隣の秋葉区と比べると、冬は過ごしやすい地域と言えるでしょう。
ただし、路面の凍結などはもちろんありますので、冬季はスタッドレスタイヤが必須となります。また、吹雪等が起こる可能性も否定はできませんので、基本的に冬場は幹線道路の使用がおすすめです。
新潟市南区の人気スポット
南区の人気スポットとしてまず名前が挙がるのは果樹園です。区内には果物を栽培しているところがいくつもあります。代表的なものとしては以下です。
歴史的建造物などに興味がある方は、重要文化財に指定されている「越後大庄家笹川邸」がおすすめです。1970年から一般公開されており、南区だけでなく、新潟県を代表する豪農の館として知られています。その他、市の文化財に指定されている「満徳寺経堂」や、「白根ルーテルキリスト教会」「白根教会」もおすすめのスポットです。
なお、普段のお買い物やお出かけは、南区役所付近が便利です。「イオン白根店」や「白根総合公園」「白根緑が丘病院」など、暮らしに役立つ施設が揃っています。
中央区と比べると派手さはないものの、のんびりとした雰囲気が漂う点が魅力の南区。自然も多いので、のびのびと子育てをしたいというファミリー層にはぴったりの地域かもしれません。これから新潟へ居住をご検討中の方は、ぜひ南区も候補に入れてみましょう。
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