皆さんは“新潟県の産業”を聞いて、何を思い浮かべるでしょうか? 誰もが思いつくのはやはり“お米”でしょう。しかし、実はそれ以外にも、金属製品の製造業や、化学工業、繊維産業などが盛んに行われているのも、新潟県の特徴です。そこで今回は、新潟県民の皆さんが、地元のどの産業を“誇り”に思っているのかを調査すべく、100名の方に向けてアンケートを行いました。新潟県の魅力をより深く知るためにも、ぜひご覧ください。
Q.新潟県の誇る産業といえば?
2位:農林水産業・・・11%
3位:金属製品製造業・・・5%
4位:化学工業・・・1%
5位:機械器具製造・・・1%
6位:その他・・・1%
7位:電子部品・デバイス製造・・・1%
8位:繊維産業・・・1%
1位:食料品(米菓・清酒など)
・新潟は、米の産地、お酒の種類も豊富で、全国的にも有名。美味しい水と、豊かな水に恵まれていて、米とお酒が新潟の誇り。美味しいものが作れる土地の環境。(新潟県・44歳・女性)
・県外の人に新潟に住んでいると言うと、「おいしいものが多くていいね」とよく言われます。新潟は米の加工食品も有名ですが、実はブルボンの本社もあり、洋菓子でも有名です。おいしいものに囲まれているので、新潟人は舌が肥えていると自負しています。 (新潟県・42歳・女性)
・新潟は米どころとして有名で、その米を使用したお菓子などが多く発売されています。 素材自体が美味しいので、その材料で作られたお菓子はとても美味しいと評判です。 (新潟県・37歳・女性)
・世界中で愛されている柿の種の発祥の地であり、米どころとしてふさわしい産業だから。 (新潟県・48歳・女性)
第二位を大きく引き離し、圧倒的なトップとなったのは食料品でした。
中でも、お米そのものの美味しさや、それを原料に作られた米菓・お酒を推す声が非常に多く集まっています。その他、ブルボンや亀田製菓といった企業名を挙げる方も多くいらっしゃいました。
2位:農林水産業
・水田が豊富にあるのと、漁師たちが沢山の魚を取ってくるのが理由です。 (新潟県・39歳・男性)
・やはり、魚沼産のコシヒカリが印象的で 農林水産業を選ばせていただきました。(新潟県・20歳・男性)
第二位は農林水産業でした。やはり魚沼産コシヒカリを推す声が多く集まりました。
その他、漁業について推す声もちらほら……。とにかく、新潟県で食べられるものの美味しさについてのコメントばかりが集まった印象です。
3位:金属製品製造業
・ノーベル賞の晩餐会で燕三条の洋食器が使用されているところからしても、新潟県の金属産業は世界に誇れるものと言える。 (新潟県・24歳・女性)
・金属製品製造業っていうか、突き詰めると職人技が世界に通用してる。 (新潟県・62歳・女性)
第三位は金属製品製造業。
こちらでは、燕市と三条市に関するコメントが集まっています。実は、同市で作られる金属食器は国内シェアNo.1。実に9割とのことですので、気づかないうちに他県の人もお世話になっているのかもしれません。
4位以下の回答
ここからは、第四位以下の産業についても見ていきましょう。
まずは化学工業についてですが、糸魚川市や上越市に工場が多く、地元で採れる良質な石灰石を使った産業が盛んだそうです。
次に機械器具製造。これは長岡市で行われている自動車やバイクのメーター製造のことで、特にバイクメーターに関しては国内シェアNo.1。世界でも、3割ほどのシェアを獲得しています。
その他、ニット製造を手掛ける繊維産業では、生産高が日本一。電子部品・デバイス製造の分野では、大手メーカーだけでなく、中小の下請け企業も数多く存在しています。
アンケートの結果では、やはりお米に関わるものが多い印象でした。これは、多くの方のイメージ通りと言えるでしょう。一方で、第三位になった金属製品製造業や、第四位以下のものも、新潟県を支える大切な産業です。ランキングには登場していませんが、製紙業や発電所も有名。平成元年には、工場立地件数が日本一になったこともありました。
今回のアンケートで、新潟県のイメージが少し変わったという方もいらっしゃるでしょう。もしも転居された際には、お米以外の産業についても目を向けてみると、より新潟県の魅力に気づけるはずです。